安全な腋窩神経刺鍼|肩関節障害、五十肩、寝違いなどの鍼治療

鍼治療

今回は『腋窩神経刺鍼』について書いていきたいと思います。

 

腋窩神経は小円筋、三角筋を支配する神経で上外側上腕皮神経になり上腕の外側(三角筋の中部線維あたり)の皮膚の感覚に関与します。

 

肩の夜間痛などの際などに関係することが多く肩関節障害において考えないといけない神経です。

 

陣内
陣内

腋窩神経は運動神経だけではなく感覚神経も関係しています。その為臨床上とても大事な神経になります。

また、寝違いなども腋窩神経の圧迫で起きることもあるので寝違いにも著効することがありますよ。

 

腋窩神経の走行

まず参考文献から引用します。

腋窩神経は,腕神経叢の後神経束から出て,後上腕回旋動脈とともに大円筋と小円筋の間(外側腋窩裂)を通って上腕骨後方に至り前技と後技に分かれ,三角筋内側を前技は三角筋に技を出しながら前方に至り,後技は小円筋に筋枝を出した後,上外側上腕皮神経となり三角筋後縁を回って皮下に出て,上腕外側の皮膚に分布する。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/katakansetsu1977/20/1/20_27/_pdf

 

つまり腋窩神経は

腕神経叢の後神経束

外側腋窩裂

(クアドリラテラルスペース)

上腕骨後方に至り前技と後技に分かれる

前枝は三角筋内側、後枝は小円筋に分布

その後上外側上腕皮神経となり三角筋後縁を回って皮下に出る

とまとめる事が出来ます。

前面から後方に出て、後方に出た後に肩関節の前面にまでいたる複雑な走行をしています。

陣内
陣内

腋窩神経は後方の範囲を見ていることが多く、前方までの神経領域まであることを知らないため見落としがちです。

前方の痛みも腋窩神経の問題ということも多いですよ。

 

ですので、腋窩神経のアプローチは非常に大事になってきます。

腋窩神経の刺鍼法

では実際の腋窩神経に対してのアプローチをご紹介していきます。

まず実際の動画はこちらになります。

腋窩神経刺鍼、五十肩、肩関節周囲炎に
陣内
陣内

実際の動画を見た方がわかりやすいのでお時間がある方は是非ご覧になってください。

刺鍼をする時は肩関節を水平屈曲をしましょう。

この姿位が鍼をしやすいです。可動域制限がある場合は可能な限りでいいと思います。

クアドリアラテラルスペースを確認しましょう。

 

 

上腕骨、上腕三頭筋長頭、小円筋、大円筋に囲まれた部分ですね。

詳しくはこちらの記事もどうぞ。

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使っている鍼は1寸3分の3番鍼になります。

鍼の深さはほぼ打ってもらってもいいと思います。しっかり腋窩神経に刺鍼できたら方全体に響くと思います。

 

腋窩神経に向けて二本ほど鍼を打ったらパルス(電気鍼)をしてもいいと思います。

 

夜間痛などがある場合はかなり有効だと思います。

 

まとめ

腋窩神経刺鍼は肩関節障害にはかなり有効的な施術だと思います。

そのほかのローテーターカフの筋肉のトリガーポイント鍼治療と組み合わせて使ってもかなり有効だと思います。

陣内
陣内

応用も可能なので臨床に落とし込んでくださいね!

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