鍼の選び方(購入するもの)について

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こんにちは!
当ブログの管理人の陣内由彦です。

さて今回は鍼の選び方について少し思うことを書いていきたいなと思います。

実際色んな所で鍼はどう選んでますか!?って聞かれることが多いです。
まぁ私はセイリンさんの鍼を使うことが多いのですがその辺についても書いていきますね。

鍼灸師にとって道具はこだわればたくさんありますし、逆に言えば鍼数本と灸(なしでも)だけがあれば出来る仕事です。

そこの私の考えを書いていきたいと思います。

目次

まず鍼のメーカーを選ぶ基準

極論をいえば

好きなものを買えばいい

鍼を選ぶときってまずメーカーを見ませんか!?

値段が高い、安い?

使用感覚の感じ?

コスパがいいから?

メーカーの信頼がある?

国内生産か?海外生産か?

などなど色々ありますよね?

ぶっちゃけ私がよく使用しているセイリンさんの鍼は他社メーカーさんの鍼より高いですw

まあ国内であの品質なら仕方がない部分もあると思いますが・・・

でもよくこんな話も聞きます。

『セイリンの鍼は高いから使えない・・・』

『セイリンの鍼を使うと技術力が上がったような気がする・・・』

この辺りは雇われの鍼灸師の先生も開業をされている先生からも同様なお話を聞きます。

確かにランニングコストを考えること非常に重要です。

無駄なお金を払うことは避けたいですからね。

でもここで考えて欲しいのが

そのコストは費用対効果が低いか、高いかってことなんですよ。

僕達鍼灸師のコストって他業種と比べると無茶苦茶低いんですよねw

飲食などの仕入れに比べたら鍼の仕入れ値って安いんですよ。

ですのでここをちょっと考えてほしいんですよ。

あっここで言いたいのはセイリンを選んでねってことではないんです。

じゃあどうメーカーを選ぶかっていうところを考えてほしいんですよ。

僕が選ぶ単純な理由は使いやすいか使いにくいかの一点です。

これは多分相性もあるので僕はここのメーカーがいいけどあなたは合わないっていうことも全然ありだと思っています。

でもここを金額で選んでほしくないのが僕の本心なんですよ。

戯言かもしれませんがw

患者さんにいいものを提供できるというところを考えてほしいと思うんですよ。

例えばディスポ鍼の販売単位はおおよそ100本単位での販売になりますが高くて約1100円ぐらいで安くて約800円ぐらいですよね。

もちろん高いのはもっとありますけど高い方はセイリンのJSPを基準にします。

これで考えると1本辺り3円ぐらいしか変わんないんですよね・・・

一人の患者さん辺り鍼をどれ位使用するかわかりませんけど例えば20本とします。60円しか変わりません。

実際私のTwitterでアンケートを取ってみたら20本以下が過半数になります。

そりゃ1000人患者さんを施術したら60,000円になるかもしれませんが、いいものを提供する代わりに鍼代として100円頂ければほとんどは解決しますよね?

鍼代ってホントそれぐらいで解決する問題なんです。

私が患者さんで行くならそこをケチって中途半端な思いでされるより100円払って最高なものを受けたいと思います。

ですので鍼を選ぶときはちゃんと使いやすいものを選ぶべきだと私は思っています。

ではここまで言って私がおすすめする鍼をご紹介していきたいと思います。

おすすめの鍼

第1位セイリンJSP

まずは第1位はセイリンJSPだと思います。

選択肢として選んでもらってまず絶対外さないと思います。デメリットとして強いて挙げるなら刺鍼時に切れ味が良すぎるために刺さりすぎるというところです。(初級者はここを絶対に忘れないでください。これを忘れなければかなりコスパのいい鍼になります。

切皮時に痛みを起こしにくいことはかなりいいことだと思います。

初級者にも上級者にも使いやすい鍼だと言えます。

色分けで鍼の太さがわかるところもかなりいいところだと思います。

使い勝手のデメリットは包装をあけるときに紙が柔らかいので多数の鍼を使うときに手間取るというところです。

鍼としての使い勝手は1番いい。費用対効果が一番いいことは間違いない。

包装をあけるときめんどくさい。反応が出る前に刺さりすぎる

第2位セイリンDタイプ

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セイリンDタイプははっきり言って売れていない商品になると思いますw

短鍼の個包装タイプで鍼管がついていないタイプになります。

私はDタイプは普通に刺鍼のときに患部に鍼の重みをかけたくないときや運動鍼で皮下にだけ留めるようなやり方をするときにDタイプを使用することが多いです。

最近は耳鍼をするときにもDタイプを使用することが多いです

売れてない鍼ですが製品の確かさはみなおされていい鍼だと思います。

第3位ユニコPro

ここでセイリン以外の鍼をご紹介します。

うちでコスパがよく使い勝手がいい鍼として使用している鍼はユニコのProです。

この鍼はシリコンコーティングをしていない鍼で浅い鍼をしても抜けにくいですし、独特な鍼尖の感覚があるので尖端の感覚がつかみやすいという特徴があります。

セイリンの鍼で同タイプの鍼としてはJタイプがあるのですがよく言えばセイリンの鍼は切れ味が良すぎるので刺さりすぎるという欠点があります。

慣れれば尖端の感覚がわかるのですが技術が未習熟だと刺さりすぎるという欠点があります。

このユニコProはその辺りがわかりやすい鍼だと言えます。

第4位前田豊吉商店

老舗の鍼屋さんの鍼です。

ほんとに昔ながらの鍼で値段は少々他のメーカーに比べると高いですが一度は使ってほしい鍼です。

特に長鍼は尖端の感覚がつかみやすく鍼の粘りがすごいわかりやすい鍼になります。

また銀鍼も売っており独特な刺入感も非常に勉強になる一品です。

鍼灸師としては一つは手元において置きたい鍼だと私は思っています。

勝負所で使うことも多いです。

第5位セイリンGタイプ

セイリンGタイプは先程ご紹介したDタイプと私の中では対になる商品でこちらも多分売れていませんw

ただ長鍼としては尖端が日本鍼と同じに加工されており日本の鍼灸師としては非常に使いやすい鍼になっています。

長鍼は苦手という方にとっても非常に使いやすい針になっています。

GタイプもDタイプも売れてないんですよねw

KBタイプなんか好きなんだけど知らない人も多いハズwここらへんのいいものをもっと紹介していきたいんですw

まとめ

今回は鍼に対して自分の思いをツラツラと書いていきました。

結局僕らは職人になると思いますので是非道具にはこだわってほしいいと思っています。

僕が好きな道具でも先生には好きにならないものもあるでしょう。

ただそこに値段だけで選んでほしくない気持ちはあります。

もちろん各メーカーさんいろんな思いを込めて道具を作っているのでそこと共感できるかも重要な要素になると思います。

ぜひ先生方も納得のいく鍼で施術をしてもらいたいなと思っております。

まあこんだけ書きましたが好きなものを、納得いくものを買えばいいんですよw

今回はこれまで。

最後までご覧下さりありがとうございました!

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