後脛骨筋腱炎は比較的スポーツ障害では少ないですが、くるぶしの内側の下側に腫れや痛みを起こすスポーツ障害です。
下の図の青くなっているのが後脛骨筋でくるぶしの後ろ側や下側で痛みが出やすくなっています。
今回ご紹介するのは簡単にできるテーピング法ですので是非最後までよろしくお願いします!
動画でも画像でも説明しています。
ランナーなどに多いのでテーピングを覚えておくといいと思います。
後脛骨筋腱炎の原因
後脛骨筋腱炎になる場合の多くはこの上の写真の右足ように回内足になっていることが多いです。
左に比べて右は踵が内側に倒れているのがわかると思います。
この状態が回内足といいます。
この状態が続くと後脛骨筋に負担がかかり後脛骨筋腱炎になる原因となります。
用意するキネシオテーピング
5センチ幅のキネシオテーピングになります。
巻きにくかったり、足の小さい方は38mm幅の方が巻きやすいかもしれませんので足のサイズに合わせてやってください。
テーピングのサイズをしっかり合わせることによってテーピングの効果も変わりますので適宜合わせるようにしてください。
テーピングの前に汗などを拭き取っておいてください。また傷などがある場合は絆創膏を貼るなどの処理やテーピングを貼らないなどをしてくださいね。
後脛骨筋腱炎のテーピングの巻き方
動画はこちらになります。
動画ではなく画像がいい方は下記の説明をご覧になってください。
①まず35センチぐらいの長さに切ったテーピングを4本用意してください。
②1本目のテーピングは足の裏の外側(外側楔状骨の底面)よりテーピングを始めます。
③少しテンションをかけながらふくらはぎにかけてテーピングを貼ります。
④2本目は舟状骨結節よりテーピングを始めます。
舟状骨結節はくるぶしの内側の斜め下方にある出っ張りです。
⑤1本目のテーピングから少しずらしてふくらはぎに終わります。
⑥3本目はかかとのつき方を変える為ヒールロックをしています。
足首の前面から始め、うちくるぶしを通りアキレス腱を通り踵の外側にいきます。この時踵の外側には内側にいくようにしっかりテンションをかけます。
⑦そのままテンションをかけながら巻き始めた足首の前側で終わります。
⑧4本目のテーピングは3本目のテーピングと巻き方が左右対称なテーピングになります。しかし先程のテーピングよりテンションはかけずに巻きます。
⑨完成形になります。
テーピング後足をついてもらってきつくないかのチェックは必ずしましょう。
まとめ
後脛骨筋腱炎はランナーやジャンプを繰り返すスポーツに多く起こりますが、最近は後脛骨筋腱機能不全(Posterior Tibial Tendon Dysfunction、PTTD)という病態からも足の痛みにつながるといわれます。
是非テーピングの仕方を覚えてもらってお役に立てればと思います。
最後までご覧になっていただきありがとうございます。