鍼灸師や柔道整復師、理学療法士、スポーツトレーナーなどにセラピストにとって触診技術は基本技術です。しかし触診技術は難しく技術を得とくするのには時間がかかってしまいます。ですのでいい参考書があるのは技術会得に役に立ちます。
触診技術がないと自分がここを施術していると思っていてもずれていたら施術もうまくいきませんし、もしうまくいったとしても再現性がありません。しっかり勉強したい分野ですね。
紹介するのは実際私が購入してよかったものだけをご紹介していきます!
運動療法のための 機能解剖学的触診技術 上肢|下肢・体幹
この本を始めてみた時の感想は「こんな本があるんだ」と感動したのを覚えております。初版も2冊とも買い、改訂版も両方持っております。
骨、靭帯、筋肉でセクションが分けてあり触診のやり方が写真付きで細かく書いております。写真や図が非常に多いので全体的にかなりわかりやすいです。また各項目に解剖学的特徴や臨床での注意点なども書いてありますので触診の技術だけではなく次の日からの臨床に役に立つ情報もぎっしり載っています。
臨床の中で何度も読み返したり確認したりするのにはかなりオススメです。セラピストには必携の本だといえます。
第2版でカラーになってさらに見やすくなりました!触診にはまずこれと言えるぐらいの良書だと思います。
機能解剖と触診
運動器疾患のなぜ?などの良書を出している工藤慎太郎先生の触診のテキストです。
内容も非常に深く触診の目的なども書いてあるために初学者にもわかりやすく書かれています。
さらにこの本がオススメなのがWebで動画が230本ついているというところです。
触診は本だけではわかりにくい所もあるので動画を何度も見れるというのは学習において最適といえます。
私の中では運動療法のための機能解剖学的触診技術と双璧を成すぐらい臨床で役に立っています。
骨格筋の形と触察法
この本も写真が多く非常にわかりやすいです。運動療法のための 機能解剖学的触診技術より触診に特化した本だといえます。皮膚上からではわからない部分はご献体の写真で皮下部分の説明があったり、身体表面をマッピングした写真があったりランドマークが非常にわかりやすく書いております。
少し高めの本なのですが触診の本を一冊欲しいと思ったら安い本を買って失敗するよりこの本をかったらまず間違いないです。
デメリットとすれば大型本なので持ち運びやベッドサイドにおいてちょこちょこ見るのには向いてないかもしれんません・・・
非常にいい本ですが大きいです(笑)
学習用に見ていくと様々な発見はがありますよ!
改訂版 クリニカルマッサージ―ひと目でわかる筋解剖学と触診・治療の基本テクニック (DVD付)
この本のよさはなんといってもマッサージなどを行う人目線で文章と写真が書かれているところです。
皮膚の上からCGをのせているので頭の中でイメージが膨らみやすいです。鍼を刺す時のイメージや患者さんの身体を触っている時に頭の中でCGのようにイメージを膨らませるのは非常に重要なことだと私は思っていますのでこの本を読んで大変に参考になりました。
スポーツマッサージなどをしようとしている方にはオススメです。
触診というよりマッサージに比重がある本です。
初学者にはオススメですよ!
ボディ・ナビゲーション―触ってわかる身体解剖
こちらの本は写真が一切ないのですがその代わりといったら変なのですが図の量が他の本と比べ圧倒的に多いです。触診の仕方も丁寧に述べられています。本全体としてもわかりやすく書かれています。漢字にもほとんどに読み方が書いてあり医学用語に慣れてない学生にも読みやすい作りになっています。
文の内容もすこしユーモアを感じさせる内容になっています。ページ数が多いのですが初学者でも最後まで読める内容になっていると思います。
セラピストになって体を触るという事の入りにはいい本だと思います。
まとめ
触診は鍼灸師などのセラピストにとって仕事を辞めるまで研鑽を続けなければいけない分野だと私は思っています。
良書を見ることで臨床力は確実に上がると思います。
是非参考にされれください。

