小円筋の運動鍼療法、肩の痛みに

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こんにちは!鍼灸スキルアップ塾の陣内です。

今回は『小円筋の運動鍼療法』について書いていきたいと思います。

小円筋は肩関節後面から側面に痛みがある場合など後面の痛みにはよくアプローチをする筋肉になります。

ピッチングなどのオーバーヘッド動作などの肩を振り抜いたときに痛みが出るときは小円筋、大円筋などを狙うことが多いです。

その中で運動鍼は可動域を出しながらできるので非常に有効な事が多いです。

当ブログでは様々な運動鍼をご紹介しています!

ぜひ臨床にお役に立てればと思っております。

最後までよろしくお願いします。

目次

運動鍼とは

このblogでも何度か書きましたが運動鍼の定義って決められてなく、行っている先生によってやっていることが違うことも多いと思います。

私が行っている運動鍼は主に2つの手技を組み合わせています。

多くは阻力針法と皮下透刺というやり方を行っています。

阻力針法とは

『痛い姿勢のまま鍼を刺入する』というやり方になります。

これは私の運動鍼には大きく影響を与えていて、日常的に臥位で刺鍼を行ってなかなか効果が出ないことも多く自然と阻力針法という形を取るようになってきました。

しかも、刺鍼後効果判定をすると症状が多少残ることもあり刺鍼転向法で刺激が変わると効果が良いこともあり私の運動鍼の一つのやり方として

阻力針法と刺鍼転向法の組み合わせが出来ていきました。

もう一つのやり方として、皮下透刺というやり方があります。これは多分私の造語になると思います。

(他に使っている先生がおられたら申し訳ありません!)

透刺は主にツボとツボを通すような刺鍼法を刺すことが多いです。

私の場合ツボとツボを結ぶということより水平刺に近い感じで鍼を刺し、皮下の滑走不全を透すというイメージで行っております。

このやり方は皮下の動きが悪いときに行うとかなり効果が見れることがあります。

今回ご紹介するやり方は前者のやり方になります。

小円筋は肩関節後方の問題になることも多いため刺鍼しながら動かすとかなり効果が見れます。

小円筋の運動鍼

まず実際に刺鍼をしているところを動画でご紹介していきます。

これより下で静止画でご紹介しますが、動画のほうが流れもありますのでお時間のある方は是非動画の方もご覧になってください。

ここからは静止画でご紹介していきます。

まず刺鍼するには触診が必要になります。

触診がうまくできるかどうかは刺鍼がうまくできるかどうかに大きく関係します。

鍼灸師にとって一生を左右する問題になりますので触診は必ず研鑽するようにしておきましょう。

小円筋の触診ができたら自分の上肢をうまく利用して肩関節の位置を痛みが出る位置で確保します。

うまく体を使うことがポイントです。

ここでの固定がうまく行かないと患者さんにとって不必要な不安を覚えてしまいます。

確実に把握できるようにしましょう。

その後、刺鍼した鍼を雀啄などを繰り返し響きを与えたあとに皮下まで引き抜きます。

そして肩関節を内外回旋を行い関節の可動域が広がったかどうかを確認します。

そして一番痛みを感じるところで関節を確定し、もう一度鍼を刺入していきます。

この操作を繰り返すことによって関節の可動域が広がっていくことがすごい確認することができます。

まとめ

今回は『小円筋の運動鍼』についてまとめていきました。

小円筋は肩関節障害で問題になりやすい筋肉でアプローチをすることも多いと思います。

是非普段の臨床にお役立てください。

最後までご覧くださりありがとうございました。

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