こんにちは!鍼灸スキルアップ塾の陣内です。
今回は『散鍼治療のやり方』についてまとめていきます。
散鍼法はさまざま流派などでも取り入れられやり方も千差万別いろいろあります。
その中で今回ご紹介する散鍼法は普段の臨床で私がよくやる簡単な散鍼法をご紹介していきたいと思います。
私は散鍼法をするときは、ぎっくり腰、寝違い、足首の捻挫など整形外科的な疾患の急性期などで筋緊張が強いときや慢性の肩こりなどで筋緊張が非常に強い場合などに多用します。
今回の記事は鍼灸の資格をとりたての方などにおすすめの散鍼法のやり方になっています。
是非最後までご覧になってください。
散鍼をする場合
私が散鍼をよくするケースをご紹介します。
①急性期症状
整形外科疾患などの急性期症状です。寝違え、ぎっくり腰などの日常的に起こりえるような急性症状から肉離れ、捻挫などのスポーツ外傷などの際に行うことが多いです。
これらのような症状は非常に筋緊張が強くなっていることが多く、刺鍼する時に損傷点がわかりにくい場合もあります。その時に少し散鍼をするだけでかなり患部の表情が変わることが多いです。
②慢性の筋緊張の強い肩凝りや腰痛
慢性の肩こりや腰痛の方で非常に筋緊張の強い方は多いですよね!?
その場合もトリガーポイントや硬結、圧痛点などを探る際硬くて分かりにくい場合もあります。その場合散鍼をすることに表面の緊張をとっていくと患部の施術がかなり効果の出やすい状態になります。
この場合私は、あん摩マッサージ師の先生方が行われている軽擦法に近いのかなと思います。
このような2点が私が散鍼をすることの多いケースです。
その他は何となく散鍼をした方がいいなぁ~ってこともありますw
まあそれぐらい凡庸性の高い鍼灸手技の一つだと思います。
散鍼のやり方(私のケース)
まず実際行っている動画をご紹介します。
今回は動画を観ていただいた方がわかりやすいと思いますので良ければご視聴ください。
赤い丸のついた鍼柄を弾入する際、多くの先生方は3~4回に分けて切皮をすると思います。
ポイントはこの時最初の一回で3分の1をいれてそこで止めるということです。
でそのまま鍼と鍼管をはずし、他の部位に移動し刺鍼していきます。こうすることで挿管の作業が減ります。
もちろん片手挿管をして散鍼をしていってもいいのですが、散鍼をしてもらったらわかると思います。リズミカルにしてもらうとかなり心地よく感じますよ。
その為にこのようなやりかとをしていくのが私はおススメです。
(鍼灸師のベテランの先生からすればけしからんといわれるかもしれませんが・・・)
実際、少しの練習で上達すると思います。
まとめ
今回は簡単にできる散鍼についてまとめました。臨床に落とし込んで少しでもお役にたてれば幸いに思います。
最後までご覧くださりありがとうございました。
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