夜間痛を伴う肩の痛みの一例

臨床録

こんにちは!鍼灸スキルアップ塾の陣内です。

今回は臨床録を書いていきたいと思います。

少しずつ書き残していくのもいいかなと思っております。

 

陣内
陣内

あくまで一例になりますので何かの参考程度になれば幸いです。

 

夜間痛を伴う肩の痛み

70代女性 右の肩に運動痛があり夜間痛を伴う

痛みが出て1週間程度

運動時の痛みは結帯動作ができないことが一番つらいと訴える

その他は関節可動域制限はないものの屈曲、伸展、水平伸展などでも痛みがある。

理学所見
ローテーターカフ障害を疑うような所見は得られない
HFT陽性

クアドリララテラルスペースの問題がある事により肩関節の夜間痛があるかと推察し施術開始

 

小円筋、大円筋に刺鍼をする。

これはクアドリララテラルスペースを構成するものに刺鍼をすることによって腋窩神経及び後上腕回旋動脈の問題を解決することに取り夜間痛を解決するように行います。

 

詳しくはこちらもどうぞ

QLS(クアドリラテラルスペース)の腋窩神経に対しての刺鍼|陣内由彦|note
こんにちは!陣内(@jin_anzu)です。 今回はQLS(クアドリラテラルスペース)の腋窩神経に対しての刺鍼法の紹介になります。 まず刺鍼についての動画はこちらになります。 腋窩神経に対しての刺鍼法についても動画より細かく静止画でご説明していきます。 この記事は単体では数量限定で試し読みであと...

 

その他肩髎穴や肩甲骨の内側縁にある経穴を刺鍼します。

また肩関節前面にも刺鍼します。

肩髃穴に刺鍼するとともに肩関節がいわゆる巻き肩にならないように小胸筋を狙って刺鍼します。

また胸鎖関節付近にも刺鍼することによりAC関節に向けてもアプローチをします。

 

また肩峰下滑液包にも刺鍼をする

 

刺鍼後症状が改善し一度目の施術を終了します。

 

2回目

刺鍼後症状が改善するも後日症状が悪化したとのこと。

こういうこともあるが何か釈然としないのでもう一度症状を確認します。

 

 

症状を確認したところ肩関節だけではなく前腕部にも夜間痛を確認する。

御本人はそんなに気にすることはなかったとのこと

 

その他症状を確認したところ肩関節に問題があるとともに頸椎性の神経症状を疑われるため頸椎部に選択的神経根刺鍼を施術を行う。

刺鍼時に得気を得ることができ疼痛部位に認知覚を得ることができる。

このあと症状が大きく改善し夜間痛がほぼ消失

 

まとめ

肩関節の夜間痛は肩峰下滑液包部での腫脹や癒着が問題になりやすいですがすべての問題がそこでないことも多いです。

今回のケースは確かに肩関節の問題もあるものの頸椎性の問題もある症例でした。

肩関節に周囲に問題がある場合単独で肩関節の問題だけのこともありますが頸椎部の問題もある場合もあります。

その場合徒手検査などで肩関節自体の問題を洗い出すのも重要ですが何か肩関節だけの問題で収まらない事象をピックアップするのも臨床では重要です。

 

肩関節の問題がある場合いわゆる肩甲上腕関節の動きがちゃんとあるかを確認することが重要です。

しっかり一つ一つ問題を潰していくということが大切ですね。

それが問題を解決する一つの手段だと思います。

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陣内由彦(じんのうち よしひこ)
@jin_anzu

【職業】
鍼灸整骨院経営

【保有資格】
鍼灸師
柔道整復師

【主な活動】
各種学生スポーツにトレーナーとして帯同
セイリン公式セミナー講師
杏鍼灸整骨院公式YouTubeチャンネル
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