微弱電流、3DMENS、超音波などの物理療法の臨床動画集①

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こんにちは!
当ブログの管理人の陣内由彦です。

今回はYouTubeのショート動画集をご紹介していきたいと思います。

臨床動画なので覗いてみていってください。

目次

足首の捻挫のリハビリをしながらの微弱電流通電療法

リハビリ用で使っている道具はblackboardというものを使っています。

電気は伊藤超短波の3DMENSを通電しながら行っています。3DMENSも微弱電流なので電気の感覚はないです。

通電しながらリハビリを行うことで動きが改善されていく感覚がえられます。

Sweepモード、100〜200Hz、400μA

blackboardは前足部と後足部をわけて運動ができるので足関節や足部に問題がある時には効果的です。

立体動態波を使用しています。

ハムストリングの腱部の痛みの超音波療法

大腿二頭筋腱部の痛みに対しての超音波を照射しています。

設定は3MHz、1.5W/㎠、3分です。

大腿二頭筋腱をブローブヘッドと指で挟み込み指に暖かさを感じ始めたら膝の屈曲伸展を繰り返し行ってもらいます。

そうすることによって滑走性の増大を狙っていきます。

伊藤超短波製 EU−910を使用

体操競技後に起きた首の痛みに対しての微弱電流療法

体操競技の選手でマットに落ちたときに首を痛めて来院しています。

3DMENSを用いて通電しています。

Sweepモード、2〜25Hz、200μAで5分通電しています。

板状筋群を狙っています。

急性の痛みの場合(特に頸部)は微弱電流をすると侵襲性も低いのでよく当院では使用する事が多いです。

腰痛のカッピング+微弱電流療法

腰痛で椎間関節などに問題がある場合背中の広背筋の緊張が強くなり胸椎の回旋運動ができないことにより代償的に腰部に負担がかかっていることも少なくありません。

そんなときに患部にIM-2000という微弱電流機器を用いて背部にはカッピングをすることもあります。

患部の炎症を消退させる目的としてIM-2000は非常に優秀な機器です。

搬送周波数3000Hzで行っています。

伊藤超短波製 IM-2000を使用

シンスプリントの腫れに微弱電流療法

シンスプリントで患部や疼痛周囲に浮腫のような腫れがあることは少なくありません。

そんなときはIM-2000のローラー導子で通電すると腫れが早く引いて痛みが減少することが多くあります。

搬送周波数5000Hzで1000μAを超えないような出力で行っていきます。
基本5分程度で変化が出てくることが多いです。

この後AT-miniなどを貸し出すとより効果的です。

伊藤超短波製 IM-2000を使用

ふくらはぎの肉離れの回復期や軽い痛みにおすすめの超音波

腓腹筋が攣ったあとや筋肉痛、肉離れの回復期で可動域を広げたいときにおすすめのやり方になります。

当院ではストレッチボードを用いながら行っていきます。

角度は患部にやや張りが出るくらいの角度で行うのがポイントです。

超音波の設定は3MHz、1.5〜2W/㎠、1分〜30秒程度で行っていきます。

超音波が終わるたびに一度ストレッチボードから降りてもらい張り感を確認してもらい残っていれば何度か繰り返し行っていきます。

伊藤超短波製 EU−910を使用

ハムストリングの肉離れ初期のLIPUS(超音波)と微弱電流

ハムストリングの肉離れは整骨院、鍼灸院では多く来院されると思います。

微弱電流やLIPUS(Low Intensity Pulsed Ultra Sound)は肉離れの早い段階から選択できる数少ない物理療法だと考えられます。

LIPUSは骨折に関して使うことが多いと考えている方も多いと思いますが筋損傷に関しても効果があると考えられる報告も多くなっています。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsoi/31/2/31_153/_pdf/-char/ja

微弱電流は 極性± パルス幅2500ms ヘルツ数0.2Hz 

この動画に関してご質問をいただきました。

超音波治療器についてです。 骨治療用の超音波(LIPUS)ではなく、普通の超音波治療器でもLIPUSと同じ設定&同じ目的で使うことは可能でしょうか。 もし可能でしたら出力等の数値もご教示いただけますと幸いです。 よろしくお願いいたします。

まずは出力のW/㎠関して整理をしていきましょう。LIPUSの出力はmW/㎠になります。一般的な超音波の出力はW/㎠になります。つまり出力の単位が違う訳になります。LIPUSも出力はmW/㎠で30~60mW/㎠になります。

W/㎠であらわすと0.03~0.06W/㎠になります。さらにDUTYは20%になるので「同じ」設定は不可能となります。

ただ非温熱効果を考えるとなると同じような効果は考えられます。

当院でハムストリングの肉離れの早期ではDUTY20%前後出力0.80W/㎠時間は5分以上ですることが多くなります。

伊藤超短波製 ES-400 オステオトロンⅤを使用。

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