ぎっくり腰の電気鍼の設定の仕方|低周波領域、マイクロカレント

電気鍼

こんにちは!鍼灸スキルアップ塾の陣内です。

 

今回は鍼灸の施術でも多い『ぎっくり腰の電気鍼治療の治療と設定』をについてまとめていきたいと思います。

 

鍼灸の臨床においてぎっくり腰は非常に多いと思います。即時効果も高く効果を出したい症状の1つでもあります。

今回ご紹介するやり方は普段私がおこなうやり方の中でもスタンダードなやり方をご紹介していきます。

陣内
陣内

臨床ではさまざまな評価のあとの施術になりますので一つの手法として見ていただけたらと思います。ぎっくり腰以外でもそうなのですが、しっかり評価を行って施術をするようにしましょう。

評価を行うことによって効果も変わりますし、再現性の比率も上がります。

 

ぎっくり腰の臨床

まずどのような疾患でも知っておかないといけないのは『レッドフラッグ』といわれるものです。

腰痛のレッドフラッグとして有名なのでFACETというものをご存知でしょうか?

 

鍼灸学校ではおそらく習わないと思いますので是非頭に入れておきましょう。

Facetは椎間関節という意味もありますので混同しないようにしましょう。椎間関節の方をご存知の方は腰の事ですので覚えやすいですね♪

FACETは次の頭文字をとって表しています。

Fracture(骨折)
Aorta(大動脈解離、大動脈瘤破裂)
Compression(膿瘍、ヘルニア、馬尾症候群、血腫など)
Epidural abscess(硬膜外膿瘍、脊椎炎、腸腰筋膿瘍など)
Tumor(腫瘍)

になります。

これらは鍼灸の適応外になりますので、必ず頭に入れながら施術にあたるようにしましょう。

症状で気をつけなければいけないものを例であげると

  • 4週以上続く自発痛
  • 吐き気を伴う
  • 膀胱直腸障害
  • 両下肢の痺れ
  • 発熱
  • 楽な姿勢がない

などがあります。もちろんこれらだけではないですが気をつけるようにしましょう。

陣内
陣内

患者さんにとって一番の不幸は症状が治らない事より、生命の危機がある疾患を見逃すことです。

鑑別とまではいかなくとも医接連携がとれるような状況を目指しましょう。

 

ぎっくり腰の施術

少し話がそれていきました。

 

ぎっくり腰を施術するとき動かして、動かした側が痛いのか?反対側が痛いのか?姿勢を維持するのが痛いのか?

このあたりの問診だけでもおおよその見当をつけていきます。

筋肉の作用などがまず一つですね。また靭帯などであれば伸張すると痛みがでます。インナーの問題ならば姿勢の維持で痛みが出ます。

そのあたりを総合して判断していきましょう、

 

実際の鍼を行っている動画を見ていきましょう。

陣内
陣内

実際の流れがあるのでよければ見ていってください。

 

私がぎっくり腰で鍼をする場合、患部周りに最初は散鍼をしていきます。

表層の筋肉の緊張が強くなっているため深層にある部位がわかりにくくなっていることが多いのと、表層の筋肉を緩めることで痛みも緩和が出来ます。

 

ですので軽めに表層に散鍼をしていきます。

患者さんにとってもこのように表層からした方が、安心すると思います。

 

今回は腰方形筋に病巣があるとして鍼をしています。

動画中ではおおよそ赤い所に痛みがあると想定してやっております。

(もちろん評価をして鍼などを行ってください。)

番号を振っているのは電気を流す組み合わせをわかりやすくするために便宜上数字を振っています。

 

組み合わせは

1と2、3と4で電極をつなぐ形になります。

 

 

1と2は損傷部位を挟むようにします。3と4は筋の起始停止に近い所にしていきます。

電気通電をしている間、背部の散鍼を行います

 

この背中の鍼は非常に重要です。ぎっくり腰など腰痛の多くは背部の筋緊張や股関節の硬さなどにより結果腰痛につながることが多いです。

背部にアプローチをすることで腰部の負担が少なくなります。

 

通電終了後、運動鍼などをするとかなり動きが改善されることが多いですよ。

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電気鍼の設定

電気鍼の設定の基本をご紹介します。

まず電気鍼治療の設定の基本をご紹介していきます。

 

一次痛二次痛
神経Aδ線維C線維
周波数高頻度

100Hz以上

低頻度

1~30Hz程度

パルス幅100μsec以下100μsec以上
出力我慢ができるくらい筋収縮が起こるぐらい

 

まずは上記の表が基本で考えてもらってOKだと思います、慣れてくると少しずつベストなやり方を模索をしていければいいかなと思います。

 

このほかご紹介している動画では微弱電流を行っています。

微弱電流の設定は周波数3Hzパルス幅50μSec出力20~40μAで行います。これは組織が損傷した時の損傷電流に近いといわれ組織回復に適している電気といわれます。

一次痛は急性期に多く、二次痛は回復期に多いと理解しときましょう。

まとめ

今回はぎっくり腰の電気鍼についてまとめました。臨床に落とし込んで少しでもお役にたてれば幸いに思います。

最後までご覧くださりありがとうございました。

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