仰臥位で行う僧帽筋上部の電気鍼|押しでのポイントを解説

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こんにちは!鍼灸スキルアップ塾の陣内です。

今回は『仰臥位で行う僧帽筋上部の電気鍼|押しでのポイントを解説』の動画をご紹介して行きます。

今回の動画はYouTubeでリクエストや質問を募集したところ、僧帽筋の上部線維の刺鍼時の押手の作り方についてご質問をいただきました。

それにお答えした動画になっています。

ご質問、リクエストはありがたいです。

今後とも宜しくお願いします。

目次

今回の動画

まずこれが今回の動画になります。

これについて少しご説明をしていきます。

僧帽筋の上部は肩峰、鎖骨に付着しますが走行が捻じれて走行しているため筋束が捻じれているようになりストレスがかかりやすい構造になっています。

さらにストレスがかかりトリガーポイントなどもできやすく関連痛は頭部に広がるため施術の対象になることも多いです。

僧帽筋の裏面を走行する静脈は

①動脈と伴走しないものがある

②静脈の合流点の数は動脈の分岐点の数の1.5倍に達す

③さらに静脈弁が欠落してる

これらの特徴を有していることから、常にうっ血し易い構造を有してるといえます。

刺鍼ポイント

気胸を起こすポイントは鎖骨より一横指ほど上部にいったところまでが危険になります。青のポイント辺りに刺鍼する際は最大限の注意が必要になります。

逆に言えば赤の僧帽筋のラインは肺との関係性を考えると気胸は問題がなくなります。

刺鍼をする際のポイントは押手になります。押手をする際大事になるのは普段押手をする示指、母指よりもその他の3指が重要になります。

私は刺鍼においてこの指の使い方が非常に大事だと思っています。

僧帽筋の上部線維の後方に環指、薬指、小指をあてがいます。このとき後ろから筋肉を固定しながら母指で圧痛をつまむようにとっていきます。

このときに圧痛をつまむように確認するとトリガーポイントの関連痛領域に痛みが響くときが多いです。

しっかり固定することで刺鍼が容易になります。この部位は押手がうまくいかないと硬結が逃げていくように動くので刺し手より押手が重要になります。

ぜひこの感覚を覚えましょう。これができるようになると他の部位でもうまくいくようになります。

参考文献

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まとめ

今回はリクエストであった僧帽筋の上部に対する刺鍼を紹介しています。

この部分ができることによって刺鍼のレベルはどんどん上がっていくと思います。

是非動画もご覧になってください。筋ポンプが作用しているのがすごいわかりますよ!

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