小胸筋は最近でいえばPC作業、スマホなどのせいで背中を丸くすることが多い為、小胸筋が短縮位(固くなって、短くなっている状態)になることが多いです。
また小胸筋は肩の前側にある筋肉ですが、肩甲骨にくっつき前方に引っ張るため猫背や巻き肩の原因筋にもなります。
しっかり鍼で狙えると効果は絶大です。
目次
小胸筋の起始停止
起始 | 第2~第5肋骨前面 |
停止 | 肩甲骨の烏口突起 |
神経支配 | 胸筋神経(C5~T1) |
作用 | 肩甲骨の下方回旋、吸気の補助筋、軽度の肩関節外転 |
栄養血管 | 胸肩峰動脈(胸筋枝) |
小胸筋は上記のようなデーターになります。肩甲骨の烏口突起に付くので先ほど言った巻き肩、猫背の原因筋になります。
小胸筋のトリガーポイント
小胸筋のトリガーポイントは烏口突起につく手前の部分と肋骨に付く起始の手前の部分に索状のトリガーポイントを形成しやすいです。
大きさといえば爪楊枝サイズの索状の硬結ですが筋繊維の方向と直角に切るようにすればわかりやすいと思います。
表に大胸筋があるためわかりにくいですがしっかり触知できるようにしましょう。
小胸筋のトリガーポイント関連痛
大胸筋に沿った胸のあたりと上腕の内側~前腕の尺側から第3.4.5指にかけて痛みが波及することがあります。
上手くトリガーポイントに刺鍼できると関連痛領域反応が出ますよ。
関連痛の再現は施術においてかなり有用になりますので確認できたら効果は高いです。
局所性の単収縮も同じように効果は高いですよ!
小胸筋のトリガーポイントの刺鍼
実際鍼を刺す動画はこちらです。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
後半は患者様に指導ができるセルフケア、セルフストレッチの説明も入れております。
時間のある方はぜひ最後までご覧になってみてください!
トリガーポイントについて本を読みたい方はこちらがオススメですよ!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ビジュアルが綺麗なのでわかりやすいですよ!
小胸筋は鍼を刺すのは基本的に斜刺になります。しっかり狙いが出来るように鍼の方向が定められるように頑張りましょうね。