股関節の運動鍼、坐骨神経痛、変形性股関節炎などの一手に

鍼治療

運動鍼のやり方の第3弾です。

第1回は首の運動鍼で第2回シンスプリントでした。今回は股関節の痛みの運動鍼です。

前回分はこちらからどうぞ!

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運動鍼って!?

運動鍼って聞くけどどうするのだろう?

運動鍼って危なくないのかしら?

私は、臨床の中で運動鍼は比較的よく使う手法で効果の再現性は高いと思っています。

しかし、鍼灸師仲間と話をしていてよく上記の話になります。

 

鍼を人体に刺すということは必ずリスクというものがありますが、きちんと理解をして行えばリスクは非常に低く抑えることができます。

 

運動鍼の手法

運動鍼は上でご紹介した記事の中でもあるのですが、基本的に鍼を刺した状態で身体を動かしてもらうやり方を総称して『運動鍼』と呼びます。

陣内
陣内

鍼灸の手技の定義は曖昧のものが多いので単に運動鍼といってもやり方が違う先生も多いです。

実際、私も運動鍼は何種類かの手技をします。

 

今回ご紹介する運動鍼は安全にできる運動鍼のやり方になります。

 

運動鍼で狙う筋肉

 

今回の股関節痛に狙う筋肉は中殿筋と小殿筋を狙っていきます。

中殿筋のトリガーポイント

股関節の痛みの場合、中殿筋にトリガーポイントが形成されて事が多いです。

黄色いまるで書いたところにトリガーポイントが形成されやすく、刺鍼するポイントになります。

中殿筋はトレンデレンブルグ歩行でわかるように立脚時に骨盤のバランスをとるのに非常に重要な筋肉です。

ですので、股関節痛や坐骨神経痛様の症状が出ている人のほとんどに中殿筋に問題があります。

小殿筋のトリガーポイント

次に狙うポイントは中殿筋の奥にある小殿筋です。

 

小殿筋は殿部にある筋肉の中でも数少ない、内旋筋です。

股関節を内旋する筋肉はその他は中殿筋の前方、大腿筋膜張筋がありますが、小殿筋は中殿筋と協力をしながら内旋や外転を行います。

ですので、中殿筋とセットで施術をすると効果は高いです。

 

鍼をする前に確認すること

トリガーポイントの特徴に短縮痛といって筋肉を収縮したり短縮をさせると痛みが出る事があります。

また硬くなっている筋肉は上手く収縮してくれない事もあります。

 

その時に見るやり方にヒブテストというテスト法があります。

本来は仙腸関節障害や外旋筋の拘縮を診るテストなのですが私は小殿筋の刺鍼の時にも使います。

股関節が悪いかたなどはこのヒブテストをすると患側の動きが悪い事が非常に多いです。

左右差を見ることがとても大事です。

余談ですが、股関節だけではなく、腰痛の方も診てみると左右差がある方はとても多いです。

腰方形筋などに問題がある場合、反対側の中殿筋、小殿筋に負担をかけ問題を起こしているケースが多いです

 

実際の股関節の運動鍼

私がおこなう股関節の運動鍼をご紹介していきます。

実際の動画はこちらになります。

まず開始姿位は膝関節屈曲位、股関節内旋位で行います。

股関節が安定するように、セラピストの足で固定するとやりやすいと思います。

この時に内旋がどのくらいできるか確認しましょう。

この位置で最大に圧痛が確認できる部位を確認しましょう。

私は中殿筋からアプローチをしていきます。

ここから圧痛点に一番響くよう鍼を刺していきます。

しっかり鍼で響いたら皮膚辺りまで鍼を引き抜きます。

イメージで言うと上の図である表皮辺りまで引き抜きましょう。

 

表皮まで引き抜くと鍼を動かしても鍼先での動かした抵抗感はなくなります。

この状態で筋肉を動かしても組織損傷を起こすことはないと思います。

しっかり引き抜くと皮膚の抵抗もなく鍼が動きます。

鍼をこのようにした状態で股関節を中間位に戻し、もう一度股関節を内旋位にします。

この時最初にした時より可動域が広がっているかどうかを確認します。

 

この手技を何度か繰り返します。

何度か中殿筋で行った後、小殿筋でも繰り返し行います。

 

痛みを無理して行わないでください。

まとめ

股関節疾患や坐骨神経痛で痛みが取れないときにこの鍼の手法はリスクをすくなく出来ると思います。

陣内
陣内

私は運動鍼は再現性は高く、有効だと思っています。

是非、普段の臨床でお役立てください。

THA(人工股関節全置換術) の場合、内旋運動は禁忌ですので行わないようにしてください。

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