いきなりですが答えは
ぼく個人の意見ですが本当にどっちでもいいよって思います。
各メーカーさんでセミナーをさせて頂いてなんですがw
このブログのコラムでは見られようが見られまいが好きなことを書いていこうと思っているので好きに書いていきたいと思います。
必要か必要じゃないかを僕の思うことを書いていきたいと思います。
まずは買っちゃいけない人です。
買っちゃいけないって何だと思うかもしれませんが買うのは自由です。
お金はその人のものなので・・・
ただ何も考えずに買ってしまうと失敗して箪笥の肥やしになってしまいます。
そんな人は買ってはいけないと思いますw
そこから紐解いていきます。
物理療法機器を買っちゃいけない人
僕は基本的に買うときには必ず買う目的があります。
結構、物理療法機器を購入に関して相談をいただくこともあるのですがまず私がお聞きするのが
『何がしたいのか』
です。
これがない人は買うことはあまりお勧めしません。
目的が大切ってどういうことかというと
『その物理療法機器のエネルギーで何を補いたいか?』ってことなんです。
物理療法機器を買いたいときに一番失敗しやすいのがこの理由を考えてなかったり、間違えてしまっているケースです。
物理療法機器だけで収益を上げたい
ちなみに収益を上げること自体は悪いことではないんです。むしろ大事なことですが
二宮尊徳先生の言葉で
道徳を忘れた経済は、罪悪である。
経済を忘れた道徳は、寝言である。
という言葉があります。
何か物を購入する際に収益(投資の回収)を考えないことは非常に危険な買い物になります。
この時に1日換算で考えることもあるのですがこれは結構落とし穴なので気を付けてくださいね!
(お金だけで考えてしまうと患者さんのためではなく自己利益のための運用になってしまいます)
自分に合った運用方法を考えるのが重要かと思います。
私の場合
10万以下の機器・・・3~6ヶ月で投資の回収
100万前後・・・1年~2年6か月程度で回収
200万以上・・・5年以内で回収
ぐらいの感じで考えています。
これを頭に入れて回収が出来るかどうかを考えています。
しかし
物理療法機器だけで収益をあげようと考えると上手くいかないと思っています。
効果がわかっていない
物理療法機器を買って失敗するケースの多くがこれが多いと思います。
『効果がいまいちわかっていない』
なんとなく買っちゃったパターンですね!
おすすめされてなんかよさそうで買ってしまったけど、なんとなく使っているために効果がいまいち・・・
実際使ってみないことにはわかんないですが物理療法機器でできることはおおよそはわかるといいです。
これが解っていると購入でのミスマッチは大きく減らせると思います。
物理療法機器でできることをまとめると
- 電気療法
- 温熱エネルギー
- 振動エネルギー
- 圧迫
- 牽引
- 衝撃波
- 冷却
などです。
これらがハイエンドモデルなのかエントリーモデルなのかでどのようにエネルギーを人体に伝えるかが変わったりします。
物理療法機器に詳しくなくてもこれらのエネルギーが人体に生理学的変化を起こすかを知っておけばおおよそがわかります。
そうすれば自分の施術にプラスで欲しいエネルギーを選ぶことができます。
こうすることでミスマッチは減らせます。
生理学的変化がわからない場合はまだ買わないほうがいいのかなって思います。
ぶっちゃけ物理療法機器が好きな先生はこの辺の生理学的変化を把握してるからデモで借りた時に大体の使い方を把握すればなんとなく最初から変化を出すことが多いと思います。
そこで自分とあってるかどうかを判断する感じの先生が多いです。
上記2つの理由に当てはまる方は特に物理療法機器はいらないのかなって思います。
個人的な意見ですがねw
買ってしまって下の理由に当てはまる人を少しでもいなくなるように色んな所で発信をさせてもらっているので『困っている人』はご連絡ください!
何かお伝え出来ることはあるかもしれませんし、僕より適任な方がいっぱいおりますのでおつなぎいたします。
僕が物理療法機器を必要とするとき
ここまでは買っちゃいけない人という変わった視点から必要のない人について書いていきました。(←もちろんこれだけではないですが)
では僕が必要だと思っていることを書いていきたいと思います。
特に題目通り鍼灸師にとって必要だと思うことですね。
主に僕が好んで使っている物理療法機器は大きく分けて2つ
- 電気治療器
- 温熱治療器
の2つです。
まあ他にも振動(マッサージガンなど)もありますが、主にこの2つです。
この2つだけで大小合わせて20機ぐらいはあるんじゃないでしょうかw(小さな施術所で持ちすぎだと言われそうですが)
ここのことをご紹介していきますね。
電気治療器
電気治療器はいろいろありますが主に僕が好んで使っているのは
- 鍼通電
- ハイボルテージ
- 干渉波
- 微弱電流
- NMES
の5つです。
この5つの特徴を書いていくとこの記事自体が無茶苦茶長くなるのでこの記事以外でまとめていこうと思いますw
鍼通電のメリットは通電する際の皮膚抵抗がないということが最大のメリットです。
しかしその分感染や折鍼などのリスクもあるのでそこのリスクをカバーするために他の電気療法使うことも多いです。
まあその他理由があるのですがそれもおいおい書いていきたいと思います。
鍼通電に関して言えば疼痛抑制系の考えもそうですが筋収縮をきちんと出すことで体の変化が大きく出ることも多いので鍼灸治療に取り入れることも多いです。
温熱治療器
鍼灸治療にとってまずいちばんに出てくる温熱治療は『お灸』だと思います。
もちろんこれは非常に有用な熱刺激で今から書く話はこのお灸を批判、否定するものではありません。
私は物理療法機器の熱刺激とお灸の熱刺激は全く別物だと考えていますのでご理解お願いします。
まず鍼灸治療と合わせて使う温熱として僕は
- 赤外線
- 超音波
をよく使っています。
赤外線は鍼とともに使っても有害なことがなく非常に効果的です。
交感神経が亢進しているような症状の方は赤外線で温めながら行うとかなりリラックスができます。
使われている方は多いのではないでしょうか?
それと超音波を多く利用しています。
お灸をただの温熱だけで考えると熱の人体への深達度は非常に浅く、またこの特徴は赤外線でも同じことが言えます。
超音波はこれらに比べて深達度が深いため関節包などの深部にある組織を効率的に温めることができます。
関節拘縮などを施術するに当たってこれらの熱刺激は僕にとってはかなり大事な鍼灸ではできないエネルギーになるので物理療法機器が必要となります。
こんな場合が物理療法機器が必要なときだと考えています。
まとめ
今回は鍼灸師にとって物理療法機器は必要かということで書いていきました。
大事なことは自分が施術するに当たって物理療法機器のエネルギーが必要かどうかということが重要になります。
物理療法機器は高額なものも多くあるので最悪なのは施術者とのミスマッチです。
ですので購入の際は必要かどうかが大事です。もちろん使ってみないとわからないことも多いです。
なんとなく買ってしまって使えないことはホント買った先生も不幸になりますしそれに時間もお金も使う患者さんも不幸です。
さらに言えば効かない高価なものを売りつけたと思われるメーカーサイドにも不幸なことになってしまします。
私はこれをなくしていきたいので何かあればご気軽にご相談ください!
最後までご覧下さりありがとうございました!