鍼灸師の師匠は患者さん!?

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初めて当ブログに来られた方初めまして鍼灸師の陣内由彦と申します。

いつもご覧になってくださる方ほんとにありがとうございます。

当ブログのコラムや臨床話は私のほんとに個人的な意見です。
どなたかの心に刺されば幸いですw

それでは今回も好きに文章を書いていきたいと思います。
最後までよろしくお願いいたします!

目次

鍼灸師は患者さんによって育てられる!?

これは私の師匠からの受け売りなのですがよくこのような事を言われていました。

陣内由彦

鍼灸師は患者さんが師匠!大切なことは患者さんが教えてくれる!
って口酸っぱく言われていました。

臨床歴も10年以上は経っていますがまだまだ未熟ですが現在の自分なりの解釈を書いていきたいなって思います。

臨床面での勉強

鍼灸の臨床では普段から勉強は必要なのはこれをお読みになっている方なら皆さんもご承知だと思います。

しかし、各種SNSやセイリンさんでセミナーをやっていると若手の先生や鍼灸学生さんなどからご質問を頂きます。

どのように勉強をすすめればいいですか?

私自身が思う事はほぼ一択です。(学生さんは別です。まずは国家試験を合格するための勉強が必要です)

まずは目の前に来ていただいている患者さんの勉強をしましょう。

当たり前のことかもしれませんが意外と難しいんですよね・・・

例えば腰椎ヘルニアでお困りの患者さんが来院されたとします。

なかなか症状が好転しなかったとします。

では何を勉強しますか?

まず多いのが整形外科的に腰椎ヘルニアの事を調べますよね?

もちろん学生時代に腰椎ヘルニアの基礎知識はあると思います。

ですので、まずはここを少し深堀りをすると思います。(←ちなみにここは知識をアップデートする事は重要です。)

でもここで結構躓く方が多いんですよね・・・

整形外科的に知識を深掘りしたところで鍼の施術が大きく変わる事ってありますか?

僕の経験的な事でいえばあまり変化はありません。

次に手を付けようとするのがいわゆるハウツー系の施術に手を出していくようになると思います。

これは悪い事でもないのですが、習熟せずに浅い知識、浅い技術では問題が起きます。

例えば

腰椎ヘルニアには

『〇〇穴、〇〇穴、〇〇穴などに刺鍼をするといい』

というハウツーがあるとすればAさんという患者さんには効果があったけど
Bさんには効果がなかった
さらにCさんは症状が悪化してしまった

極端な例ですが同じ腰椎ヘルニアでも同じ事を行っても結果が違います。

このときに症状(病名)に型をはめた浅い知識のハウツー系の技術は破綻を起こしてしまいます。

という事はどのようにすればいいのでしょうか!?

私としては患者さんの事を観察して、客観視して、鑑別して調べるとっかかりを増やしていくしかないと思っています。

私たち鍼灸師はMRI、レントゲンなどは当然撮れません。

ですので観察して色んなことを理解していかなければなりません。

とっかかりを増やして基礎解剖や生理学、運動学などに照らし合わせて施術の幅を広げていくのが一番なのかなと思っています。

つまり一人の患者さんに真摯に向かい合って色んなことから学びを得るという事ですね。

でも忘れてはいけないのが患者さんで試したらダメですよ!

こうすることでいろんな勉強で得た知識と経験が結びついてアハ体験になりますよ!

宿題は患者さんが持ってくる

さらに不思議なことが起こります。

先ほど例えで腰椎ヘルニアだったので同じように腰痛で例えていきますね。

免許の取り立てや開業した頃は比較的腰痛でも慢性の痛みでどちらかといえば症状としてはコントロールしやすい腰痛を施術することが多いと思います。

これがある程度うまくいったり、患者さんと信頼関係が結べてくるとぎっくり腰などの急性の強い症状を呈した腰痛の方が来られるようになります。

最初はドキドキしながらぎっくり腰もうまくいくようになると次は慢性の腰痛で症状の強い方が先ほどのぎっくり腰のような方が紹介をしていただき来院されるようなってきます。

そしてそのような患者さんが手術を繰り返していたり、他の病気を持っているような複雑な症状を呈しているような患者さんをご紹介してくれます。

つまり何が言いたいかというとしっかり施術をしていくとどんどん複雑な症状を呈しているような患者さんを紹介してくれます。

これが無茶苦茶プレッシャーだし勉強になります。

ほんと勉強不足、技術不足を毎日感じています。

先生といわれて勘違いをすることを予防する

私たちの仕事は白衣などを着て患者さんのお悩みをお伺いすることもあり『先生』と呼んでいただくことが多いと思います。

業者さんと付き合いがあるとさらに向こうからするとお客さんになるので先生と呼ばれることも多くなります。

しかも開業をすると自分の城を持ち、ある程度忙しくなると個人事業主は周りとコンタクトをとる回数が減ってきます。

そうすると不思議と起こってくることが多いのが『偉くなった』という勘違いです。

これは残念ながら自分もなっているかもしれないし、なった人もたくさん見てきました。

患者さんとして来ていただいている方の中には様々な方がおられると思います。

人生の先輩とも呼ぶべき年配者の方もたくさん来られると思います。

そんな方からたくさんの事を教えていただきますよ。

人間偉くなったと勘違いした時点で終わりだと思っています。

まとめ

今回は鍼灸師にとって師匠は患者さんというタイトルで思うことを書いていきました。

実ほど首を垂れる稲穂かなといわれるようにやはり謙虚な姿勢は大事だと思っています。

患者さんの身体を診させていただくときも同じ気持ちです。

横柄な気持ちでは正しく鑑別もできないと思います。

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